2022春期特別公開Special Exhibitions in Spring

宝物館

東寺と後七日御修法
– 江戸時代の再興と二間観音 –

会期2022年3月20日(日)〜5月25日(水)
拝観時間午前9時〜午後5時(拝観受付は午後4時30分まで)
会期中無休

国宝 観智院

密教教学の中心となった子院

会期通年公開中
拝観時間午前9時〜午後5時(拝観受付は午後4時30分まで)
会期中無休

金堂・講堂

夜間特別拝観

会期2022年4月29日(金)〜5月8日(日)
拝観時間午後6時~午後9時30分(受付は午後9時まで)
会期中無休

国宝 五重塔

初層の特別公開

会期2022年4月29日(金)〜5月25日(水)
拝観時間午前8時〜午後5時(拝観受付は午後4時30分まで)
会期中無休

夜の特別拝観

夜桜ライトアップ(金堂・講堂夜間特別拝観)

会期2022年3月19日(土)〜4月17日(日)
拝観時間午後6時~午後9時30分(受付は午後9時まで)
会期中無休

新緑の東寺を
歩いてみませんか。

桜前線が京都を過ぎていったと思ったら
もう新緑が眩しい季節がやって来ました。
境内の空気もしっとり落ち着いてきたようです。

宝物館では「東寺と後七日御修法」と題し
重要文化財 二間観音など
選りすぐりの名宝を公開しています。

平安京の時代から1200年続く
東寺の宝物をご鑑賞ください。

宝物館

東寺と後七日御修法
– 江戸時代の再興と二間観音 –

会期2022年3月20日(日)〜5月25日(水)
拝観時間午前9時〜午後5時(拝観受付は午後4時30分まで)
会期中無休

後七日御修法ごしちにちみしほは、毎年正月8日から14日までの7日間、世界平和や五穀豊穣を祈る法会で、弘法大師空海が承和2年、835年正月に宮中で勤修したのがはじまりです。隔年ごとに金剛界と胎蔵界の両界を主尊とし、現在は、各々、西ノ院流と勧修寺流で修法されています。

後七日御修法の道場には、弘法大師空海が唐から持ち帰った仏舎利が安置され、壁には両界曼荼羅や五大尊像・十二天像などが掛けられています。法会の責任者である大阿闍梨が使用するのは、弘法大師空海ゆかりの法具で、法会のたびに点検され厳重に管理されてきました。

後七日御修法は、戦国時代と明治4年、1871年に中断した後、明治16年、1883年に再興され、東寺の灌頂院で執行されています。昭和43年、1968年より、真言宗各派総本山会によって勤修され、今年で55回を数えました。本展では、これを記念し、東寺の寺宝から、江戸時代の後七日御修法の再興に関する宝物や重要文化財 二間観音などを公開します。これを機に東寺1200年の寺宝に触れていただければ幸いです。

協賛公益社団法人 京都市観光協会
京都仏教会
後援京都市

主な展示

重要文化財
二間観音
(ふたまかんのん)
(左から、帝釈天立像・観音菩薩立像・梵天立像)
鎌倉時代

重要文化財
千手観音菩薩立像
(せんじゅかんのんぼさつりゅうぞう)
平安時代

国宝
兜跋毘沙門天立像
(とばつびしゃもんてんりゅうぞう)
唐時代

重要文化財
地蔵菩薩立像
(じぞうぼさつりゅうぞう)
平安時代

重要文化財
夜叉神立像(雄夜叉)
(やしゃじんりゅうぞう)
平安時代

重要文化財
五重小塔
(ごじゅうのしょうとう)
鎌倉時代

– 絵画 –

五大尊像(元禄本)
江戸時代

十二天像(元禄本)
江戸時代

– 工芸品 –

重要文化財
羯磨
平安時代

重要文化財
水精念珠
平安時代

重要文化財
金銅舎利塔
平安時代

重要文化財
漆皮箱
平安時代

– 書跡・典籍 –

重要文化財
東寺観智院金剛蔵聖教類
(とうじかんちいんこんごうぞうしょうぎょうるい)
南北朝〜江戸時代

※期間中、一部展示替えがございます。
前期2022年3月20日(日)~4月21日(木)
後期2022年4月22日(金)~5月25日(水)

国宝 観智院

密教教学の中心となった子院

会期通年公開中
拝観時間午前9時〜午後5時(拝観受付は午後4時30分まで)
会期中無休

屋根をこけら葺に修復し本来の姿を取り戻した、観智院

観智院は、後宇多法皇の発願によって建立された東寺の子院で、密教教学の中心となりました。書院や茶室「楓泉観」を備えるなど、住房の趣を色濃く残しています。

客殿上段の間

客殿は桃山時代の典型的な書院造で国宝指定。上段の間には、宮本武蔵の筆による「鷲の図」と「竹林の図」が描かれています。本尊は五大虚空蔵菩薩坐像ごだいこくうぞうぼさつざぞう。智慧の仏さまで、重要文化財に指定されています。修復工事を終えた後、通年で公開しています。

金堂・講堂

夜間特別拝観

会期2022年4月29日(金)〜5月8日(日)
拝観時間午後6時~午後9時30分(受付は午後9時まで)
会期中無休

夜間、金堂・講堂を特別公開します。講堂では、須弥壇北面を公開。「立体曼荼羅」を360度ぐるりと巡ることができます。

国宝 五重塔

初層の特別拝観

会期2022年4月29日(金)〜5月25日(水)
拝観時間午前8時〜午後5時(拝観受付は午後4時30分まで)
会期中無休

五重塔

京都のランドマーク、国宝 五重塔は、高さ55メートル。木造の建造物として日本一の高さを誇ります。創建は元慶7年、883年。長い歴史のなかで、何度も失われ、くり返し再建されてきました。現在の五重塔は江戸時代、徳川家光によって再建された5代目にあたります。

非公開の初層内部には極彩色に彩られた密教空間が広がっています。今回は、その初層内部を、外側から基壇の上をぐるりと巡るかたちで特別公開します。

五重塔の初層内部

北西の邪鬼(じゃき)

夜桜ライトアップ(金堂・講堂夜間特別拝観)

会期2022年3月19日(土)〜4月17日(日)
拝観時間午後6時~午後9時30分(受付は午後9時まで)
会期中無休

夜桜をライトアップするとともに、金堂と講堂の夜間特別拝観を行います。

拝観料

3月19日~4月17日
– 夜桜ライトアップ(金堂・講堂夜間特別拝観)

大人高校生中学生以下
夜桜ライトアップ、金堂・講堂
個人1,000500
団体割引、共通券はありません。

(円/人)

3月20日~4月28日
– 春期特別公開

大人高校生中学生以下
金堂・講堂
個人500400300
団体350280200
宝物館
個人500300
団体400240
観智院
個人500300
団体400240
共通券
個人のみ1,000500

(円/人)

4月29日〜5月8日
– 金堂・講堂夜間特別拝観

大人高校生中学生以下
金堂・講堂
個人1,000500
団体割引、共通券はありません。

(円/人)

4月29日〜5月25日
– 春期特別公開(五重塔初層特別公開)

大人高校生中学生以下
五重塔初層、金堂・講堂
個人800700500
団体700600400
宝物館
個人500300
団体400240
観智院
個人500300
団体400240
共通券
個人のみ1,300800

(円/人)

※団体は30人以上の割引料金です。
※共通券の団体割引はありません。
※特別公開は、春期、秋期の期間以外にも実施することがあります。
 都合により特別公開や特別参拝などの期間や拝観料が変更になることがあります。
※「京都修学旅行パスポート」を利用すると、金堂・講堂または五重塔初層内部、金堂・講堂の拝観料が割引になります。
 京都修学旅行パスポートの詳細については公益社団法人京都市観光協会 TEL. 075-213-1717 までお問合せください。