2024春期特別公開Special Exhibitions in Spring

宝物館

南北朝時代の東寺
– 争乱と東寺興隆 –

会期2024年3月20日(水)〜5月25日(土)
拝観時間午前9時〜午後5時(拝観受付は午後4時30分まで)
会期中無休

国宝 観智院

密教教学の中心となった子院

会期通年公開中
拝観時間午前9時〜午後5時(拝観受付は午後4時30分まで)
会期中無休

金堂・講堂

夜間特別拝観

会期2024年4月27日(土)〜5月6日(月)
拝観時間午後6時~午後9時30分(受付は午後9時まで)
会期中無休

国宝 五重塔

初層の特別公開

会期2024年4月27日(土)〜5月25日(土)
拝観時間午前8時〜午後5時(拝観受付は午後4時30分まで)
会期中無休

夜の特別拝観

夜桜ライトアップ(金堂・講堂夜間特別拝観)

会期2024年3月16日(土)〜4月14日(日)
拝観時間午後6時~午後9時30分(受付は午後9時まで)
会期中無休

青葉の境内を
散策してみませんか。

桜前線は、今、どのあたりでしょうね。
風といっしょに桜が通り過ぎて行ったら、
賑やかだった京都の町も境内も
なんとなく素顔に戻ったみたいです。

青葉が美しい、この季節。京都旅行は、
いかがですか。境内を散策してみませんか。

宝物館では「南北朝時代の東寺」と題し
選りすぐりの宝物を公開しています。
この機会に東寺1200年の寺宝をご鑑賞ください。

宝物館

南北朝時代の東寺
– 争乱と東寺興隆 –

会期2024年3月20日(水)〜5月25日(土)
拝観時間午前9時〜午後5時(拝観受付は午後4時30分まで)
会期中無休

南北朝時代の東寺は、天皇の御座所や足利氏の陣所として使われたことから、争乱の舞台となりました。これにより、建物などが損傷を受け、争乱の後に修理が行われました。また、御影堂は康暦元年(1379)に焼失しましたが、翌年、室町幕府によって再建されました。
争乱によって多くの経典類が失われたため、東寺の教学の復興を目指して「御請来聖教ごしょうらいしょうぎょう」が書写されました。また、弘法大師空海ゆかりの品などが多く寄進され、御影堂に安置されました。
この時代、東寺は、天皇や公家だけなく、武家とも深く関わるようになり、足利氏の戦勝祈願のために、鎮守八幡宮の法会や尊勝陀羅尼供などの祈祷も行われました。これらの法会や寺僧組織を経済的に支えるために、庄園が寄進されました。南北朝の争乱は、東寺の興隆をすすめる契機となったのです。
本展では、南北朝時代の建物修理や法会・祈祷、僧侶の組織に焦点を合わせ、東寺の寺宝から、重要文化財 東寺文書を中心に展示を行います。これを機に東寺1200年の寺宝に触れていただければ幸いです。

協賛公益社団法人 京都市観光協会
京都仏教会
後援京都市

主な展示

重要文化財
弘法大師行状絵巻 巻一童稚奇異
(こうぼうだいしぎょうじょうえまき・かんいちどうちきい)
南北朝時代

重要文化財
千手観音菩薩立像
(せんじゅかんのんぼさつりゅうぞう)
平安時代

国宝
兜跋毘沙門天立像
(とばつびしゃもんてんりゅうぞう)
唐時代

重要文化財
地蔵菩薩立像
(じぞうぼさつりゅうぞう)
平安時代

重要文化財
夜叉神立像(雄夜叉)
(やしゃじんりゅうぞう)
平安時代

地蔵菩薩立像(安富行長銘)
(じぞうぼさつりゅうぞう・やすとみゆきながめい)
平安時代

– 絵画 –

尊勝曼荼羅図
(そんしょうまんだらず)
南北朝時代

– 工芸品 –

菩提子念珠
(ぼだいしねんじゅ)
唐時代

八幡宮扁額
(はちまんぐうへんがく)
南北朝時代

– 書跡・典籍・古文書 –

国宝
東宝記 巻一、巻三
(とうぼうき)
南北朝〜室町時代

重要文化財
後醍醐天皇宸筆塔供養願文
(ごだいごてんのうしんびつとうくようがんもん)
南北朝時代

重要文化財
東寺文書
(とうじもんじょ)
南北朝〜室町時代

重要文化財
東寺観智院金剛蔵聖教類
(とうじかんちいんこんごうぞうしょうぎょうるい)
南北朝〜室町時代

※期間中、一部展示替えがございます。
前期2024年3月20日(水)~4月21日(日)
後期2024年4月22日(月)~5月25日(土)

国宝 観智院

密教教学の中心となった子院

会期通年公開中
拝観時間午前9時〜午後5時(拝観受付は午後4時30分まで)
会期中無休

屋根をこけら葺に修復し本来の姿を取り戻した、観智院

観智院は、後宇多法皇の発願によって建立された東寺の子院で、密教教学の中心となりました。書院や茶室「楓泉観」を備えるなど、住房の趣を色濃く残しています。

客殿上段の間

客殿は桃山時代の典型的な書院造で国宝指定。上段の間には、宮本武蔵の筆による「鷲の図」と「竹林の図」が描かれています。本尊は五大虚空蔵菩薩坐像ごだいこくうぞうぼさつざぞう。智慧の仏さまで、重要文化財に指定されています。修復工事を終えた後、通年で公開しています。

金堂・講堂

夜間特別拝観

会期2024年4月27日(土)〜5月6日(月)
拝観時間午後6時~午後9時30分(受付は午後9時まで)
会期中無休

夜間、新緑の境内をライトアップするとともに、金堂・講堂を特別公開します。

国宝 五重塔

初層の特別拝観

会期2024年4月27日(土)〜5月25日(土)
拝観時間午前8時〜午後5時(拝観受付は午後4時30分まで)
会期中無休

五重塔

京都のランドマーク、国宝 五重塔は、高さ55メートル。木造の建造物として日本一の高さを誇ります。創建は元慶7年、883年。長い歴史のなかで、何度も失われ、くり返し再建されてきました。現在の五重塔は江戸時代、徳川家光によって再建された5代目にあたります。

非公開の初層内部に足を踏み入れると、そこは極彩色に彩られた密教空間。重厚な外観からは想像もつかないお荘厳な世界が広がっています。

五重塔の初層内部

北西の邪鬼(じゃき)

夜桜ライトアップ(金堂・講堂夜間特別拝観)

会期2024年3月16日(土)〜4月14日(日)
拝観時間午後6時~午後9時30分(受付は午後9時まで)
会期中無休

夜桜をライトアップするとともに、金堂と講堂の夜間特別拝観を行います。

拝観料

3月16日〜4月14日
– 夜桜ライトアップ(金堂・講堂夜間特別拝観)

大人高校生中学生以下
夜桜ライトアップ、金堂・講堂
個人1,000500
団体割引、共通券はありません。

(円/人)

3月20日~4月26日
– 春期特別公開

大人高校生中学生以下
金堂・講堂
個人500400300
団体350280200
宝物館
個人500300
団体400240
観智院
個人500300
団体400240
共通券
個人のみ1,000500

(円/人)

4月27日~5月6日
– 金堂・講堂夜間特別拝観

大人高校生中学生以下
金堂・講堂
個人1,000500
団体割引、共通券はありません。

(円/人)

4月27日~5月25日
– 春期特別公開(五重塔初層特別公開)

大人高校生中学生以下
五重塔初層、金堂・講堂
個人800700500
団体700600400
宝物館
個人500300
団体400240
観智院
個人500300
団体400240
共通券
個人のみ1,300800

(円/人)

※団体は30人以上の割引料金です。
※共通券の団体割引はありません。
※特別公開は、春期、秋期の期間以外にも実施することがあります。
 都合により特別公開や特別参拝などの期間や拝観料が変更になることがあります。
※「京都修学旅行パスポート」を利用すると、金堂・講堂または五重塔初層内部、金堂・講堂の拝観料が割引になります。
 京都修学旅行パスポートの詳細については公益社団法人京都市観光協会 TEL. 075-213-1717 までお問合せください。