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身は高野(たかの)、
心は東寺に納めおく
弘法大師空海は、高野山奥の院にご入定(にゅうじょう)になりましたが、心は東寺にある「身は高野(たかの)、心は東寺に納めおく、大師の誓いあらたなりけり」とうたう御詠歌があります。
昔から、四国八十八ヶ所巡礼は東寺で出発のご挨拶をして、奥の院で巡礼終了のお礼をする、と伝えられています。
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四国巡礼の旅
巡礼出発のご挨拶は、
東寺御影堂(みえどう)で
四国八十八ヶ所巡礼は、弘法大師とともに巡拝する旅です。徳島県、高知県、愛媛県、香川県を発心、修行、菩提、涅槃の道場とし、弘法大師と同行二人(どうぎょうににん)で巡っていきます。東寺の御影堂で出発のご挨拶をし、高野山奥の院で巡礼終了のお礼をご報告ください。
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※御朱印受付は、食堂内にあります。
四国八十八ヶ所巡礼、
四国霊場巡りは東寺から
東寺では毎年、年3回、春、初夏、秋に分け、4泊5日で30ヵ寺前後の札所(ふだしょ)を参拝する四国八十八ヶ所巡礼、また、四国霊場巡りを行っています。東寺の僧、スタッフが同行します。お一人でも、はじめての方でも安心してご参加ください。遍路用品は堂内に取り揃えてあります。
洛陽三十三所観音巡礼
第23番札所
京都市内を巡る小さな観音巡礼
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ささいな願いをもらさず聞き続ける
十一面観音菩薩
京都市内の大小33の寺院を歩いてまわれる、小さな観音巡礼です。
平安時代に後白河天皇が、広域な西国三十三所巡礼に代わるものとして定めたのが起源。
東寺の食堂は、23番札所、本尊は十一面観音菩薩です。
※御朱印受付は、食堂内にあります。
都七福神
東寺では兜跋毘沙門天
(とばつびしゃもんてん)
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毘沙門堂 江戸時代(文政8年/1823年)
入母屋造 銅板葺
財宝と福徳の神様、毘沙門天。毘沙門堂は御影堂の南側にあります。六波羅蜜寺では弁財天、萬福寺では布袋尊。恵比須、大黒天、福禄寿、寿老人の都七福神を巡ってみるのも京都の楽しみ方のひとつです。
※御朱印受付は、食堂内にあります。
京都十三仏霊場
第12番札所
故人の冥福を祈る巡礼です
亡くなった方の追善法要として、守護する13の明王、菩薩、如来をお参りする巡礼です。東寺は、12番札所、仏尊は大日如来です。
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※御朱印受付は、食堂内にあります。