2016春期特別公開 / SPECIAL EXHIBITION IN SPRING

宝物館
「東寺の天部像 -守りと祈りのかたち-」


小子房
「堂本印象画伯障壁画」公開


会期:2016年3月20日(日)〜5月25日(水)
拝観時間:
  3月20日(日)〜4月17日(日)
    午前9時〜午後5時
    (拝観受付は午後4時30分まで・会期中無休)
  4月18日(月)〜5月25日(水)
    午前9時〜午後5時30分
    (拝観受付は午後5時まで・会期中無休)

国宝 五重塔 初層の特別拝観

会期:2016年4月29日(金)〜5月25日(水)
拝観時間:午前8時30分~午後6時
      (拝観受付は午後5時ま30分で・会期中無休)

夜の特別公開
東寺 夜桜ライトアップ ~ 不二桜に祈りをこめて ~


会期:2016年3月18日(金)〜4月17日(日)
公開時間: 午後6時30分~午後10時
      (受付は午後9時30分まで・会期中無休)



境内をお散歩してみませんか。


北へ向かう桜前線は、どのあたりを賑わせていることでしょうか。
不二桜の故郷、東北盛岡に届いたでしょうか。

桜に浮かれた季節も過ぎて
京都の町に落ち着きが戻りつつあるようです。

この春、宝物館では「東寺の天部像」と題して、数々の宝物を展示しています。
この機会に東寺1200年の寺宝をご鑑賞ください。



宝物館
「東寺の天部像 -守りと祈りのかたち-」

会期:2016年3月20日(日)〜5月25日(水)
拝観時間:
  3月20日(日)〜4月17日(日)
    午前9時〜午後5時
    (拝観受付は午後4時30分まで・会期中無休)
  4月18日(月)〜5月25日(水)
    午前9時〜午後5時30分
    (拝観受付は午後5時まで・会期中無休)


国宝 兜跋毘沙門天立像(とばつびしゃもんてんりゅうぞう) 唐時代


国宝 天蓋(てんがい) 平安時代

東寺講堂の立体曼荼羅に表されているように、仏には、如来、菩薩、明王、天部の世界があります。このうち天部は守護神と福徳神とに分かれています。東寺講堂の立体曼荼羅。須弥壇の四隅で、大日如来をはじめとする多くの仏を守護する、国宝 四天王立像などが、守護神としての天部。福徳神としての天部は、御影堂の御供所(ごくしょ)(台所)などに安置された大黒天立像や祈祷本尊の弁財天像のように、幸福と平安を祈ってまつられています。

また、国宝 兜跋毘沙門天立像は、平安時代、羅城門で平安京を守護していたと伝えられ、東寺では、江戸時代、西院の毘沙門堂で「都七福神」の毘沙門天としてまつられていました。平安京を守る守護神と現世利益をもたらす福徳神の両面を持つ、とても興味深い天部像です。

今回の春期特別公開では、天部像に関する宝物を一同に展示します。なかでも、国宝 兜跋毘沙門天立像は、昨年、宝塔の小修理を行い、修理後、初のお披露目となります。また、国宝 天蓋は9年ぶりの展示となります。この機会に、ぜひ東寺1200年の寺宝に触れていただければ幸いです。


協賛 公益社団法人 京都市観光協会
   京都仏教会

主な展示

※期間中、一部展示替えがございます。
 前期:2016年3月20日(日)~4月23日(月)
 後期:2016年4月24日(日)~5月25日(水)


重要文化財 千手観音立像(せんじゅかんのんりゅうぞう) 平安時代


重要文化財 地蔵菩薩立像(じぞうぼさつりゅうぞう) 平安時代


重要文化財 五重小塔(ごじゅうのしょうとう) 鎌倉時代

国宝 東宝記 第一・第二(とうぼうき) 南北朝時代

重要文化財 宋版一切経(そうばんいっさいきょう) 南宋時代

重要文化財 密教図像 聖天像・六大黒天像(しょうてんぞう・ろくだいこくてんぞう) 鎌倉時代

重要文化財 東寺観智院金剛蔵聖教類(とうじかんちいんこんごうぞうしょうぎょうるい) 鎌倉時代

稲荷大明神像 (いなりだいみょうじんぞう)室町時代

十二天像(元禄本) (じゅうにてんぞう(げんろくぼん)) 江戸時代

華鬘 木製彩色(けまん)



小子房
「堂本印象画伯障壁画」公開

会期:2016年3月20日(日)〜5月25日(水)
拝観時間:
  3月20日(日)〜4月17日(日)
    午前9時〜午後5時
    (拝観受付は午後4時30分まで・会期中無休)
  4月18日(月)〜5月25日(水)
    午前9時〜午後5時30分
    (拝観受付は午後5時まで・会期中無休)


小子房(しょうしぼう)は天皇をお迎えする特別なところで、南北朝時代には光厳上皇(こうごんじょうこう)により、御所として定められたこともあります。現在の小子房は、1934年、昭和9年に再建された建物で、総木曾檜造で昭和を代表する建築物のひとつとされています。庭園は七代目小川治兵衛、襖絵や障壁画は堂本印象の作で、勅使の間には、金色の地に「渓流に鶴」と「日輪山嶽図(にちりんさんがくず)」が描かれています。


勅使の間


鷲の間



国宝 五重塔 初層の特別拝観

会期:2016年4月29日(金)〜5月25日(水)
拝観時間:午前8時30分~午後6時
      (拝観受付は午後5時ま30分で・会期中無休)


京都のランドマーク、国宝 五重塔は、高さ55メートル。木造の建造物として日本一の高さを誇ります。創建は元慶7年、883年。長い歴史のなかで、何度も失われ、くり返し再建されてきました。現在の五重塔は江戸時代、徳川家光によって再建された5代目にあたります。普段は非公開となっている初層内部には、極彩色に彩られた密教空間が広がっています。





春期特別公開 拝観料

2016年3月20日〜4月28日

金堂・講堂宝物館小子房共通券
個人団体個人団体個人団体
大人5003505004005004001000
高校生400280
中学生以下300200300240300240500

(円/人)

2016年4月29日〜5月25日

五重塔初層内部
金堂・講堂
宝物館小子房共通券
個人団体個人団体個人団体
大人8007005004005004001300
高校生700600
中学生以下500400300240300240800

(円/人)

※団体は30人以上の割引料金です。
※共通券の団体割引はありません。
※特別公開は、春期、秋期の期間以外にも実施することがあります。
 都合により特別公開や特別参拝などの
 期間や拝観料が変更になることがあります。
※「京都修学旅行パスポート」を利用すると、金堂・講堂または
 五重塔初層内部、金堂・講堂の拝観料が割引になります。
 京都修学旅行パスポートの詳細については
 公益社団法人京都市観光協会 TEL. 075-213-1717 までお問合せください。