2017春期特別公開
SPECIAL EXHIBITION IN SPRING
宝物館
「東寺と後七日御修法 –弘法大師空海の宝物–」
国宝 観智院
「密教教学の中心となった子院」3年ぶりの公開
会期:2017年3月20日(月)〜5月25日(木)
拝観時間:午前9時〜午後5時
(拝観受付は午後4時30分まで・会期中無休)
国宝 五重塔 初層の特別拝観
会期:2017年4月28日(金)〜5月25日(木)
拝観時間:午前8時~午後5時
(拝観受付は午後4時ま30分で・会期中無休)
夜の特別公開
東寺 夜桜ライトアップ ~ 不二桜に祈りをこめて ~
会期:2017年3月18日(土)〜4月16日(日)
拝観時間: 午後6時30分~午後10時
(受付は午後9時30分まで・会期中無休)
新緑の境内を
お散歩してみませんか。
桜前線は、今ごろ、どのあたりでしょう。
東寺境内の「不二桜」は、東北盛岡が故郷。
東北の桜は、どんな花を咲かせているのでしょう。
桜の季節も通り過ぎ、
京都の町に落ち着きが戻りつつあるようです。
新緑に向かう、この時期、東寺を散策してみませんか。
この春、宝物館では「東寺と後七日御修法」と題して、
弘法大師空海ゆかりの法会用具や工芸品を展示しています。
この機会に東寺1200年の寺宝をご鑑賞ください。
重要文化財 金銅舎利塔 平安時代
宝物館
「東寺と後七日御修法 –弘法大師空海の宝物–」
会期:2017年3月20日(月)〜5月25日(木)
拝観時間:午前9時〜午後5時
(拝観受付は午後4時30分まで・会期中無休)
後七日御修法(ごしちにちみしほ)は、毎年、正月8日から14日までの7日間、世界平和、五穀豊穣、国家鎮護、国土豊穣を祈る真言宗の最高の儀式で、弘法大師空海が、承和2年、835年の正月に宮中で勤修したのがはじまりです。
金剛界と胎蔵界の両界を隔年ごとに主尊として、現在は、それぞれ西院流(にしのいんりゅう)と観修寺流で修法されています。
後七日御修法が行われている間、道場には、弘法大師空海が唐から持ち帰った仏舎利が安置され、壁には両界曼荼羅図や五大尊像、十二天像などがかけられています。法会で大阿闍梨が用いるのは、弘法大師空海ゆかりの密教法具で、法会のたびに点検が行われるなど、厳重に管理されてきました。
後七日御修法は、戦国時代と明治4年、1871年に中断しましたが、明治16年、1883年に再興されてからは、東寺の灌頂院(かんじょういん)で行われています。昭和43年、1968年からは、真言宗各派総代本山会によって執り行われ、今年で50回を数えました。本展では、これを記念して、東寺の寺宝のなから後七日御修法に関する宝物を一同に公開します。この機会に、ぜひ東寺1200年の寺宝に触れていただければ幸いです。
協賛 公益社団法人 京都市観光協会
京都仏教会
後援 京都市
主な展示
※期間中、一部展示替えがございます。
前期:2017年3月20日(月)~4月23日(日)
後期:2017年4月24日(月)~5月25日(木)
重要文化財 金銅舎利塔 平安時代
国宝 密教法具 唐時代
重要文化財 羯磨(かつま) 平安時代
重要文化財 金銅舎利塔 平安時代
重要文化財 五重小塔(ごじゅうのしょうとう) 鎌倉時代
国宝 兜跋毘沙門天立像(とばつびしゃもんてんりゅうぞう) 唐時代
重要文化財 地蔵菩薩立像(じぞうぼさつりゅうぞう) 平安時代
重要文化財 千手観音立像(せんじゅかんのんりゅうぞう) 平安時代
国宝 東宝記(とうぼうき)第二・第三 南北朝時代
重要文化財 漆皮箱 平安時代
重要文化財 東寺観智院金剛蔵聖教類(とうじかんちいんこんごうぞうしょうぎょうるい) 鎌倉〜江戸時代
重要文化財 東寺文書六芸之部(とうじもんじょりくげいのぶ) 南北朝時代
五大尊像(元禄本) 江戸時代
十二天像(元禄本) 江戸時代
国宝 観智院
「密教教学の中心となった子院」3年ぶりの公開
会期:2017年3月20日(月)〜5月25日(木)
拝観時間:午前9時~午後5時
(拝観受付は午後4時30分まで・会期中無休)
屋根をこけら葺に修復し本来の姿を取り戻した、観智院
観智院は、後宇多法皇の発願によって建立された東寺の子院で、密教教学の中心となりました。書院や茶室「楓泉観」を備えるなど、住房の趣を色濃く残しています。客殿は桃山時代の典型的な書院造で国宝指定。上段の間には、宮本武蔵の筆による「鷲の図」と「竹林の図」が描かれています。本尊は五大虚空蔵菩薩坐像(ごだいこくうぞうぼさつざぞう)。智慧の仏さまで、重要文化財に指定されています。今回、修復工事を終え、3年ぶりの公開となります。
客殿上段の間
国宝 五重塔 初層の特別拝観
会期:2017年4月28日(金)〜5月25日(木)
拝観時間:午前8時~午後5時
(拝観受付は午後4時30分まで・会期中無休)
五重塔
京都のランドマーク、国宝 五重塔は、高さ55メートル。木造の建造物として日本一の高さを誇ります。創建は元慶7年、883年。長い歴史のなかで、何度も失われ、くり返し再建されてきました。現在の五重塔は江戸時代、徳川家光によって再建された5代目にあたります。普段は非公開となっている初層内部には、極彩色に彩られた密教空間が広がっています。
五重塔初層内部
春期特別公開 拝観料
2017年3月20日~4月27日
金堂・講堂 | 宝物館 | 観智院 | 共通券 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
個人 | 団体 | 個人 | 団体 | 個人 | 団体 | ||
大人 | 500 | 350 | 500 | 400 | 500 | 400 | 1000 |
高校生 | 400 | 280 | |||||
中学生以下 | 300 | 200 | 300 | 240 | 300 | 240 | 500 |
(円/人)
2017年4月28日〜5月25日
五重塔初層内部 金堂・講堂 | 宝物館 | 観智院 | 共通券 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
個人 | 団体 | 個人 | 団体 | 個人 | 団体 | ||
大人 | 800 | 700 | 500 | 400 | 500 | 400 | 1300 |
高校生 | 700 | 600 | |||||
中学生以下 | 500 | 400 | 300 | 240 | 300 | 240 | 800 |
(円/人)
※団体は30人以上の割引料金です。
※共通券の団体割引はありません。
※特別公開は、春期、秋期の期間以外にも実施することがあります。
都合により特別公開や特別参拝などの
期間や拝観料が変更になることがあります。
※「京都修学旅行パスポート」を利用すると、金堂・講堂または
五重塔初層内部、金堂・講堂の拝観料が割引になります。
京都修学旅行パスポートの詳細については
公益社団法人京都市観光協会 TEL. 075-213-1717 までお問合せください。